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大人のためのおはなし会 第12回

  • 2015年10月10日
  • 読了時間: 4分

 2015年10月9日(金)は、おはなしたまごの会の「大人のためのおはなし会 第12回」でした。年に4回、季節ごとに開催しています。今回は、「秋」の会です。

 私たち「おはなしたまごの会」は、この春から、赤ちゃんや乳幼児のためのおはなし会をする機会が増えました。そこでは、「おはなし」だけでなく、手遊びや歌を組み合わせて楽しんでいます。私たちが歌う「うさぎ」(日本古謡)や、「月」(唱歌)や「てるてる坊主」(童謡)などの季節の歌を、今の若いお母さんたちは、意外と知らないことが多く、驚かさせます。そんなわらべ歌、唱歌、童謡の違いや、歴史・成り立ちをマイヤース景子先生が説明してくれました。

プログラムはいつものように手遊び「たまごをポーン」で始まりました。

 「あるだんなさんとおかみさんのはなし」は、物の置き場所をしょっちゅう変えるおかみさんに、業を煮やしただんなさんが、おかみさんの悪い?くせに、きっぱりとけりをつけた「おはなし」。「人のふり見てわがふり直せ」でしょうか。

 「死神どんぶら」は、明日の明け方には、死神に命を持って行かれるはずの男と、その可愛い娘との愛情あふれる「おはなし。酒を止める決心した男の命を取りそこねた死神が、男の投げた「とっくり」と一緒に川をどんぶらと流れていきました。

 「林の底」は、賢治が民話の「とんびの染物屋」を、私と梟との対話の形にして創作した、ユーモアと教訓とを混ぜ合わせたおはなし。「林の底」というタイトルには、賢治のどんな想いが込められているのでしょうか。この語り手は「雪渡り」「どんぐりと山猫」など、独特のファンタジーの「賢治ワールド」を、語りで表現することに取り組んでいます。

 「こしおれすずめ」は、心優しいおばあさんと隣の欲深ばあさんの「おはなし。怪我をした雀と、「腰骨をきっぱりと折られた」雀が、ひょうたんの魔力を使って、それぞれに良い報いと悪い報いを与えました。1000年も前に書かれた「今昔物語集」からの再話は、欲深ばあさんの強欲さも「おはなし」の楽しさを盛り上げています。

 「死神は名づけおや」の名付け親は、その子の生涯にわたって面倒をみる義務があるようです。死神が、名付け親になったお陰で世界一の名医になった子が、自分の栄誉のために二度も名付け親を裏切ってしまいます。死神は、その報いを子どもに与えます。子の短くなった「命のろうそく」を継ぎ足すして欲しいと言う、勝手な願いは聞き届けられず、子は、死神の手に落ちたのでした。

 「はっぱの魔法」は、この季節にぴったりのおはなし。林のなかで、風がたてるカサコソという音を聞いて、マイケルは「ぼく犬、ほしいな! シュッシュッて、しっぽをふる犬」と言いました。それを聞いていた木々はさやさやと、たがいに葉を鳴らしあいました。そして最後には、「はっぱの魔法」通りに・・・。マイケルと犬の上に、はっぱが金色の夕立のようにふりかかるのでした。

 「光の旅かげの旅」は、大型仕掛け絵本でした。ある朝、まだ暗いうち、家を出発して~、一日旅をして、大きな町に着き、また、同じ道を通って帰ってきます。なにが仕掛けになっているのでしょうか? 光と影の不思議、人間の目の錯覚を引き起こす白黒の絵です。子どもたちは、途中で、その仕掛けに気が付き、歓声を上げるのですが、今回は、大人たちでしたので、冷静に見つめていました。若ければ若いほど、目の反応が良いの言うのも、うなずける様な・・・。

☆プログラム☆

あるだんなさんとおかみさんのはなし -創作-                    

         「おはなしのろうそく6」 ルース・クラウス作 東京子ども図書館編  東京子ども図書館                                             

死神どんぶら -創作-                         

         「ベロ出しチョンマ」 斎藤隆介著 滝平二郎絵 理論社

林の底 -創作-                              

         「よだかの星 -宮沢賢治絵童話集②」 宮沢賢治著 公文出版

                   -休憩-

こしおれすずめ -日本の昔話-            

          同名絵本 瀬田貞二再話 瀬川康男画 福音館書店

死神は名づけおや -グリムの昔話-          

          「グリム童話(よみきかせおはなし名作)」 千葉幹夫編著 成美堂出版

はっぱの魔法 -創作-                          

          「魔法使いのチョコレート・ケーキ」 マーガレット・マーヒー著 石井桃子訳 福音館書店

絵本 「光の旅・かげの旅」

          同名絵本 アン・ジョナス作 内海まお訳  評論社                                                 

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