中央図書館大人のためのおはなし会 第11回 2016年12月
12月16日(金) は「世田谷区立中央図書館大人のためのおはなし会」でした。
クリスマスが近いこの日、マイヤース景子先生が、『サンタクロースの部屋』(松岡享子著 こぐま社刊)を紹介され、幼い日に、目に見えないものを信じるという心の働きの大切さをお話しになりました。
心からサンタクロースの存在を信じた子は、心の中に想像の世界を受け入れる空間をつくりあげています。その空間(=サンタクロースが住んだ部屋)は、さまざまな人間の生き方、相手を思いやる心、結果を想像して受け入れ住まわせ、人が生きていく上で重要な役割を担うことになります。
私たちは、ストーリーテリング、絵本の紹介などの活動を通して、その空間づくりのお手伝いが出来ればと思っています。
師走のお忙しい中を、多くの方にお見えいただき、ありがとうございました。楽しい「おはなし」、心に染み入る「おはなしを愉しんでいただけましたら幸いです。
特集:年の暮れ&クリスマス
☆プログラム☆
びんぼうかみ -日本の昔話-
びんぼうがみが、うちから、でていかなかったはなし
びんぼうがみが、めでたく、うちから出て行ったはなし
「わらしべ長者」 木下順二著 岩波書店
ジョン王のクリスマス -創作-
「Now We Are Six」 A.A.ミルン作 間崎ルリ子訳 Dutton Childeren’s Books
ねずみの小判干し -日本の昔話-
「おはなしのろうそく 26」 津谷タズ子再話 東京子ども図書館
- 休憩 -
だんまりくらべ -日本の昔話-
「子どもに聞かせる日本の民話」大川悦生著 関口コオきり絵 実業之日本社
マッチ売りの少女 -創作-
「子どもに語るアンデルセンのお話 2」 アンデルセン作 松岡享子編 こぐま社
たぬきの恩がえし -日本の昔話-
「日本のふしぎ話-民話と伝説呪いの巻物5-」 土家由岐雄編著 武部本一郎画 偕成社
次回は2017年2月17日(金)の予定です。