大人のためのおはなし会 第17回 2017年1月

　　　　2017年1月13日（金）に「大人のためのおはなし会第17回」が玉川ボランティアビューローにて行われました。日本列島に寒気が押し寄せるという予報でしたが、世田谷区の二子玉川近辺は冷たい空気の中、少し日差しも感じられる穏やかな午前でした。　　

　練馬区からも　来てくださり、男性2名を含め8名の方々がお見えくださいました。本当にうれしく感謝申し上げます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　マイヤース景子先生の酉年にちなんだ「卵料理」のお話しから始まりました。63.5度のお湯で1時間そっと茹でると美味しいゆで卵に。これはフランス料理とか。また、フライパンの沸騰したお湯で、バターを塗ったお皿に割った卵を2つ、7分蒸し煮して、ワインビネガーを垂らすと、こちらもフレンチ風目玉焼き。ほっぺが落ちるほど甘い黄身になるそうです。江戸時代の卵料理のふわふわ卵は、白身を茶筅（せん）で泡だてて、黄身にだし汁を加えた上に置く蒸し料理。その時代、卵1個は、掛けそば1杯の2倍の高いものだったとか。

楽しいなぞかけもありました。「割った卵とかけてなんと　とく？」「我が家の母さんと　とく」そのこころは？「中心にキミがいます！！」　ス・テ・キ！！

さて、本題のおはなし会は、心温まるおはなし、クスっと笑ってしまうおはなし、背筋がぞくっとするおはなし、じーんと心に響くおはなしなどなどもりだくさんでした。

おはなしって、本当に楽しいですね！今年もみなさまと共におはなしの世界を楽しみたいと願っております。どうぞよろしくお願いいたします。

☆プログラム☆

ダメと言われて引っ込むな　－傷作－　　　　　　　　　　　　　　　　　

「おはなしのろうそく 9」　アルフ・プロイセン作　瀬田貞二訳　東京子ども図書館

お百姓とエンマさま　－中国の昔話－　　　　　　　　　　　　　　　　

「子どもに聞かせる世界の民話」 矢崎源九郎編　実業之日本社

雪女　－日本の昔話－　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　　　　　　

　「日本の精霊（日本の民話2）」　瀬川拓男・松谷みよ子編　角川書店

小さなオンドリとダイヤのボタン　ケイト・セレディ著　　　　　　　　 　　

「お話してよ、もうひとつ」(コルウェルさんのお話集)

アイリーン・コルウェル選 よつだゆきえ訳　ゆぐちえみこ絵　新読書社

　－休憩－

ねずみじょうど　－日本の昔話－　　

　 「おはなしのろうそく　3」　瀬田貞二再話　東京子ども図書館

「がみがみシアール」と少年　－創作－

「ムギと王さま」（ﾌｧｰｼﾞｮﾝ作品集3）エリナ・ファージョン著　石井桃子訳　岩波書店

雪の夜　－創作ー

　「ショートショート１００１」　　星新一著　新潮社

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　次回は２０１7年5月12日(金)の予定です。