大人のためのおはなし会 第19回 2017年9月
2017年9月15日(金)は、おはなしたまごの会「大人のためのおはなし会 第19回」でした。
秋の風と共にまだ強い日差しを感じる初秋の午前でした。遠方からのお客様や敬愛する先生、初めての方など9名の方々がお越しくださり、会員一同、心より感謝申し上げます。
マイヤース景子先生の大好きなミュージカルの中の「レント」に出てくるお決まりの歌詞「52万5600分」というお話から始まりました。『レント』は、音楽的には、ロックとブロードウェイミュージカルとの融合を意図したものであり、また内容は、現代都市社会のさまざまな若者の生き方を基調としており少数民族、性的少数者、麻薬中毒などといった題材を幅広く取り上げている作品だそうです。ちなみに「レント(家賃)を払うか退去するか」という内容の歌詞なのです。(1年分滞納しているのですね) そして「52万5600分」とは、なんと1年365日を分に換算したものだそうです!!!
この「おはなしたまごの会」は、結成してからお陰さまで丸5年が経ちました。つまり262万8000分とも言えるのです。長かったような、短かったような・・・・。悲喜こもごもですが、これからも「おはなし」の世界に精進していきたいものです。
さて、今日も「おはな」しの世界に引き込まれました。 カエルの目はそこについていたのね、と思わず笑い、欲張りはいけませんと教えられ、わんぱくな悪魔の子どもたちが遊ぶおとぎの世界に浸り、お酒を飲みすぎた「メロウ」のバツの悪さに、ある、あると妙に共感し、女の情念の深さに哀しさを感じ、最後は自分の生き方を見直しハッピーエンドでしめくくられたことに安堵しました。「おはなし」って、本当ににすごいですねぇ。
お陰さまで、「おはなしたまごの会」は活動を始めて6年目に入りました。みなさんと共に「おはなし」の世界を楽しみたいと願っております。よろしかったらのぞいてみてくださいね。
☆プログラム☆
かえるのえんそく -創作-
「ふしきなたいこ」(岩波の子どもの本) 石井桃子作 岩波書店
やまいっぱいのきんか -中国の昔話-
同名絵本 君島久子訳 太田大八絵 童話屋出版
悪魔(サタン)の木 -フランスの昔話-
「フランスのむかしはなし」 榊原晃三訳 偕成社(文庫)
-休憩-
メロウ -アイルランドの昔話-
同名絵本 せなけいこ再話・絵 ポプラ社
月の夜ざらし -日本の昔話-
「かたれやまんば 第2集」 藤田浩子再話 藤田浩子の語りを聞く会編、発行
あかりの花 -中国苗族昔話-
同名絵本 肖甘牛採話 君島久子再話 赤羽末木画 福音館書店
次回の「大人のためのおはなし会」は、2018年1月19日(金)予定です。