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中央図書館大人のためのおはなし会 第60回 2025年6月

  • mslib2014
  • 6月20日
  • 読了時間: 3分

更新日:1 日前

 2025年6月20日(金)は、「世田谷区立中央図書館大人のためのおはなし会」でした。

 梅雨入りしたとたんに真夏の様な日が続く中を、7人のお客さまがお見えになり、会員も入れると16人の参加の会でした。

  

 絵本「くんちゃんとにじ」は、語り手が体調不良でお休みで、急遽、語り手変更で 同名絵本の読み聞かせになりました。有名な「くんちゃんシリーズ」の一冊。くんちゃんの素直な一生懸命さで、くんちゃんが見つけたのは、本物の金よりも、みんなには価値のあるハチミツでした。そのハチミツをたっぷりかけたくんちゃんのおかあさんのホットケーキは最高でした。

 「かっぱの恩返し」は、かっぱにキュウリ畑から荒らされた男が、かっぱの手を切り落とすと、その手を返す代わりに河童はの小箱をくれました。それから男は、豊かになりましたが、奥さんを追い出すと、その奥さんは、小箱を持って他の男と一緒になって、幸せに暮らしました。大好きなきゅうり。夏には欠かせない冷たくてお肌にも良さそうと、思いました。

 「宝の三つのくだもの」は、身よりのない若者が、狩りの途中に盗賊からおじいさんを助けると,おじいさんは、翌朝、高い山の頂上で、若者にお礼を授けます。3本の木から色の違う実を選ばせるのです。赤い実を選び、幸せになるおはなし。モンゴルのきびしい自然の中での生活が浮かびました。

 「小さなこげた顔」は、インディアンのブエブロ族のおはなし。グリムの灰かぶりのようで、ドキドキでしたが、美しいテントのウィグワムで暮らす大酋長の姿が見えた「小さなこげた顔」の娘は大酋長の妹の助けで、大酋長と二人で幸せになり,ホッとしました。

 「海の色が青いわけ」は、語り手が大好きな青い色の海が浮かびました。かつて海の色は、透明でしたが、少女「さち」が、青い魚を供養した地から、「青い花」が咲き、それが、津波に呑まれて、海の色になったというのです。

「白いマス」は、アイルランドのコングという島には、コリブ湖という美しい湖があり、今も自然を保っています。その湖が舞台の不思議な物語。語り手の世界観に引き込まれて,圧巻でした。終わってからしばらく静けさと余韻がありました。

 

テーマ:色とりどり


☆プログラム☆

くんちゃんとにじ -創作- 

同名絵本 ドロシー・マリノさく まさきるりこやく ペンギン社


かっぱの恩返し -日本の昔話-

「ママお話聞かせて 夏の民話」

舟崎克彦文 西本鶏介編 関敬吾監修 小学館


宝の三つのくだもの -モンゴルの昔話-

「モンゴルのむかし話」Ch.チメグバータル監修

籾山素子訳・再話 藤原道子絵 PHP研究所


小さなこげた顔 -アメリカの昔話-

「アメリカの昔話」 渡辺茂男訳 偕成社


海の色が青いわけ -日本の昔話-

「針穴つばき-村田厚子再話集-」村田厚子著・発行

(「中国山地の昔話」稲田浩二・立石憲利編 三省堂より)


白いマス(コングの昔話)-アイルランドの昔話-

「イギリスとアイルランドの昔話」

石井桃子編 J・D・バトン画 福音館書店

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