中央図書館大人のためのおはなし会 第67回 2026年8月
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2026年8月21日(金)は、世田谷区立中央図書館「大人のためのおはなし会」でした。
当日は30℃を超える暑さの中、4名の方の参加がありました。
会場は、世田谷区立中央図書館3階の「ぎんが」で、広い窓からレース越しに入る光がおはなし会をやさしく包んでくれました。
今回のテーマは「動物いろいろ」です。いろいろな動物が登場する6つのおはなしを聞いていただきました。
「だれがいちばん兄さんか」:なかよしのハトとウサギとサルとゾウが、だれがいちばん兄さんかを決めます。その後動物たちが協力して仲良く暮らすという、気持ちの良いお話でした。「いちばん兄さんはだれでしょう?」と問いかけて、一緒に考えていく楽しさもありました。
「岡本の大六天森のすねこすりたぬき」:昔、岡本村では、夜に庚申坂を通る若い娘たちのすねを何かがくすぐるといういたずら続いていました。「すねをくすぐる正体はなんだろう?」と思わずお話に惹きこまれていきます。最後は娘さんに助けてもらったたぬきが改心して、お嫁に行く娘さんに贈り物をする様子に心温まりました。
「象のふろおけ」:昔、ビルマで“壺づくり”と“せんたく屋”が隣あって暮らしていました。仲の悪い二人は王さまが真っ白い象を欲しがっている事を知ると、それぞれ、せんたく屋には象を白く洗わせることを、また壺づくりには象のふろおけを作らせることを進言します。しかし、それらは何年経っても上手くいかずに生活が窮地に陥ってしまいます。そのうちにジャングルでは本物のまっ白な象が見つかり、王様はそちらに夢中になります。二人は「これからは人のことを妬まず仲良く暮らそう」と反省するというユーモアと知恵が詰まった楽しいお話でした。
「アリョーヌシカとイワーヌシカ」:「ひづめの水を飲んではいけない」という姉アリョーヌシカの忠告を聞かなかった弟イワーヌシカは子山羊になってしまいます。その後悪い魔女によってさまざまな困難に遭いますが姉弟の強い絆は、他人の幸せを奪おうとする魔女を滅ぼし、ハッピーエンドを引き寄せます。「僕の姉さん、アリョーヌシカ・・・!」「私の弟イワ―ヌシカ・・・!」と呼ぶ声に姉弟の強い愛を感じました。
「猫檀家」:貧しい寺の和尚さんには長年家族のようにかわいがってきた一匹の古い猫がいました。この猫は、やがてお寺が貧しく立ち行かなくなると、特別な知恵を発揮して和尚さんを助けます。猫と和尚さんの絆の深さが情緒豊かに描かれていて心温まるお話でした。猫がお経を読む姿がとてもかわいらしくて、会場から笑い声が聞こえていました。
「長ぐつをはいたねこ」:貧しい粉屋の三男坊は遺産として一匹の猫を譲り受けます。がっかりする主人に対し、その猫は主人に「長靴と袋をくれれば、あなたを幸せにしてみせる!」と約束します。知恵と機転で貧しい青年を貴族にまで出世させ、最後にはなんと王様の娘と結婚して幸せに暮らします。猫の素晴らしい機転とユーモアに感心しながら、痛快な冒険物語にぐんぐんと惹きこまれていきました。
☆プログラム☆
テーマ:動物
だれがいちばん兄さんか ―モンゴルの昔話―
「子どもに語るモンゴルの昔話」
蓮見治雄訳・再話 平田美恵子再話 こぐま社
岡本の大六天森のすねこすりたぬき ―世田谷の昔話―
「せたがやの民話」
櫻井正信文 世田谷区区長室広報課発行
象のふろおけ -ビルマの昔話ー
「世界むかし話11東南アジア」
光吉夏弥訳 テプシリ・スークソパ絵 ほるぷ出版
アリョーヌシカとイワ―ヌシカ -ロシアの昔話―
「まほうの馬」A・トルストイM・ブラートフ文
高杉一郎訳 岩波書店
猫檀家 ―日本の昔話―
「瓜子姫とあまのじゃく(日本の昔話3)」(青い鳥文庫)
松谷みよ子作 ささめやゆき絵 講談社
長ぐつをはいたねこ ―ペローの昔話―
「おはなしのろうそく5」東京子ども図書館編・発行
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