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中央図書館大人のためのおはなし会第50回 2023年10月

 2023年10月20日(金)は、「世田谷区立中央図書館大人のおはなし会」でした。

 プログラムを見て、中央図書館でのおはなし会が、第50回になったことに気がつきました。こちらの会では、毎回テーマがあります。今回は「秋色」でした。語り手の皆さん、苦労して「おはなし」を探されたようです。

 「小判の虫ぼし」は、無欲な寝太郎のおかげで無事に小判の虫干しができたと、ねずみたちから感謝され、ねずみが、お礼にと小判を届けてくれました。寝ながら感謝されるなんて、まさしく寝太郎です。

 「風の神と子ども」は、『日本昔話百選』にも収録されているおはなしです。柿、梨、栗がでてきて、この話を聞くと秋だな~と思います。山の中に連れていかれて、おいしい果物をたくさん食べて、楽しいはずが、ハラハラ、ドキドキとしながらも最後はホッとします。

 「チャールズと松ぼっくり」は、どんぐり、栗、バスの切符など、なんでも集めるのが大好きなチャールズ。ある日、チャールズのおばあちゃんが、“なんでも袋”という袋を作ってくれました。ちょうど、松ぼっくりを集めていたチャールズ、早速、お気に入りの“なんでも袋”に松ぼっくりをいっぱい集めました。さて、その松ぼっくりは何に使われるのでしょうか?

 「ほらあなさま」は、「ほら穴さま、〇〇を貸してください」とお願いをするといつでも揃えてくれるほら穴がありました。村の人々は、重宝していたのですが、ある時、強欲な男が・・・

 「ぬか福と米福」は、日本版シンデレラでしょうか? ぬか福は逆境に負けずに行動して幸せになります。

 「三びきの子ぶた」は、普段、絵本で読んでいる『三匹のこぶた』とは違うおはなしです。最後に三匹目の子豚がオオカミを鍋で煮て食べてしまいます。会の常連の方が、「オオカミはおいしいのかな?」とつぶやきました。素朴な質問でした。

 「ちっちゃなオレンジ色のおうち」は、おはなしをしながら一枚の紙に鋏を入れ魔女の家を作ります。おばけ用の小さな入り口も作ります。さて、可愛い家が出来上がりましたが・・・? ハッピーハロウィン!!!


テーマ:秋 色


☆プログラム☆


小判の虫ぼし -日本の昔話-

 「瓜子姫とあまのじゃく(日本のむかし話3)」松谷みよ子作 講談社

風の神と子ども -日本の昔話- 

 「おはなしのろうそく9」 稲田和子再話 東京子ども図書館

チャールズと松ぼっくり -創作-

 「チャールズのおはなし」 エインズワース作 上條由美子訳 福音館書店

ほらあなさま -日本の昔話- 

 「日本のむかしばなし」 瀬田貞二文 のら書房

ぬか福と米福 -日本の昔話-

 「愛蔵版おはなしのろうそく7」東京子ども図書館再話・発行

三びきの子ぶた -イギリスの昔話― 

  「イギリスとアイルランドの昔話」石井桃子編・訳 福音館書店

ちっちゃなオレンジ色のおうち -アメリカの昔話-

「語りの世界 第44号」 語り手たちの会


次回は、2023年12月15日(金)の予定です。

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