中央図書館「大人のためのおはなし会 第14回」 2017年6月
2017年6月16日(金)は、世田谷区立中央図書館『大人のためのおはなし会 第14回』が開かれました。
本日のおはなしのテーマは、「今日のお天気は、晴れ、曇り、雨?」です。
ほとんどの人が晴れの日は心がうきうきして、雨の日はうつうつするそうです。それにはちゃんと理由があって、太陽の光を浴びると“セロトニン”という幸せホルモンが出るからなのです。いつも幸せな気持ちでいる為には、日光を浴びること、有酸素運動をすること、睡眠をしっかりとることが必要だそうです。
たまに雨の日が大好き!という人がいますが、それは幼い頃、雨の日にお母さんが傘を持ってきてくれて嬉しかった記憶や、家の中で家族みんなで遊んだ楽しかった記憶がある人がそうなるのだと、マイヤース景子先生が話してくれました。雨の日でも風の日でも、楽しめる心の余裕があるといいですね!
『エンドウ豆の上に寝たお姫さま』は、すさまじい嵐の夜に訪ねて来た「お姫さま」。「私は、本当のお姫さま」だそうですが・・・。嵐が幸せを導いてくれた?アンデルセンの素敵なおはなし。
『ウサギとオオカミ』は、賢いウサギとお調子者のオオカミのコミカルなダンスが目に浮かぶ楽しいおはなし。
『ガルドラのごほうび』は、女の子のお気に入りのお人形が川に流れてしまうのですが、思いがけない出来事で、心がほっこりするおはなし。
『たこの足踊り』は、大きなタコの足をかじってしまった猿。タコに気付かれ危機一髪!どんな知恵で切り抜けるのでしょう?楽しい切り抜け方に脱帽です!
『かえるの王様』は、ご存じグリムの昔話!かえるとお姫様のやりとりに、思わずクスッとなりました。
『マカトのたから貝』は、タイの昔話。みなし子マカトのひたむきで、純粋な気持ちに心が洗われました!
今日はお天気にまつわるおはなしを聞いて、セロトニンがいっぱい出て、幸せ気分になりました。
☆プログラム☆
テーマ:今日のお天気は、晴れ、曇り、雨?
エンドウ豆の上に寝たお姫様 -創作―
「アンデルセン童話集1」 アンデルセン作 大畑末吉訳 初山滋絵 岩波書店
ウサギとオオカミ -北米先住民の昔話―
「おはなしのろうそく29」 小林いづみ訳 東京子ども図書館
ガルドラのごほうび -創作- モドウェナ・セジウィック著
「おはなしだいすき-コルウェルさんのお話集2-」
アイリーン・コルウェル選 よつだゆきえ訳 ゆぐちえみこ絵 新読社
-休憩―
たこの足踊り -日本の昔話―
「ぼたもちがえるー民話・食べものの話―」 渋谷勲ぶん 北島新平え 芽ばえ社
かえるの王さま -グリムの昔話―
「グリム童話集1」(偕成社文庫) 矢崎源九郎訳 偕成社
マカトのたから貝 -タイの昔話―
「こどもに語るアジアの昔話2」 スパニー・カンチャナット再話 松岡享子訳 こぐま社
次回は2017年8月18日(金)の予定です。