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中央図書館大人のためのおはなし会 第62回 2025年10月

  • mslib2014
  • 7 日前
  • 読了時間: 3分

更新日:4 時間前

 2025年10月17日(金)は、世田谷区立中央図書館大人のためのおはなし会でした。

 秋晴れの風の爽やかな日になりました。8名の聞き手の方たちがお参加してくださいました。

  「万次郎さんとおにぎり」は、万次郎さんの作った10コのおにぎりが、外へ転がっていきました。「おてんとうさまあ、わしら、そろって うんまいおにぎりになりましたぞぉい」のおにぎりの声に、美味しそうなおにぎりが目に浮かび、ごくりとした聞き手がいたのでは。

 「ひなどりとネコ」は、ミャンマーの昔話。食いしん坊子猫が、猫に上げる約束のケーキを全部食べてしまい・・・。土の壺に隠れたお母さん猫とくしゃみを我慢の子猫の息詰まる末の猫の撃退法に皆の顔に笑みがこぼれました。

 「かぜのかみとこども」は、山中恒の再話で、風の神たちと子どもたちのやり取りが面白い。秋の味覚の果物や風の神のおばさんの汁物の美味しさが伝わり、子どもたちが無事に村へ戻り、聞き手は安堵しました。

 「はちみつの好きなキツネ」は、ハチミツ好きな狐が熊の奥さんになり、熊のハチミツをまんまと手に入れるウクライナの昔話。ハチミツを舐めている途中の言い訳が、面白くスリル満点で聞いた後にはハチミツを舐めたような甘い香りに包まれたようでした。。

 「爺さまの湯治」は、湯治に行くはずの爺さまが、家で湯治が出来ると思い立ち、家族を巻き込んだ騒動ばなし。爺さまの呑気な様子とむかっ腹の婆さまの受け答えを、語り手の飄々とした語りに聞き手は笑いをこらえることが出来ませんでした。最後は、めでたいぼた餅で、皆でほっこりしたのでした。

 「屋根がチーズでできた家」は、スウェーデンの昔話で、屋根のチーズでおびき出した子どもたちを食べてしまうトロル女を、迷い込んた兄妹の兄が知恵を使ってやっけてました。恐ろしくも少々間抜けないトロル女をいかに成敗するのか?聞き手は、最後まで耳をそばだてて聴いていました。

 テーマの「美味しいものの世界」を満喫してくださったでしょうか?


☆プログラム☆

 テーマ:美味しいものの世界

 

万次郎さんとおにぎり -創作- 

同名絵本 本田いづみぶん 北村人え 福音館

      

ひなどりとネコ -ミャンマーの昔話-

「子どもに聞かせる世界の民話」矢崎源九郎編 実業之日本社  

 

かぜのかみとこども -日本の昔話-

同名絵本 山中恒文 瀬川康男絵 フレーベル館

 

はちみつの好きなキツネ -ウクライナの昔話- 

「子どもに聞かせる世界の民話」矢崎源九郎編 実業之日本社

           

  爺さまの湯治 -日本の昔話-

  「わたしの昔かたり」 宮川ひろ作 童話屋

 

屋根がチーズでできた家 -スウェーデンの昔話-

「子どもに語る北欧の昔話」

福井信子・湯沢朱実編訳 こぐま社


次回は、2025年12月19日(金)の予定です。

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