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中央図書館大人のためのおはなし会 第10回 2016年10月

2016年10月21日(金)は、「世田谷区立中央図書館大人のためのおはなし会」でした。 

 爽やかな秋晴れの一日、多方面からたくさんのお客様がいらして下さり、最後までとても熱心に聞いて下さいました。 

 今回のマイヤース景子先生のお話は、本日のテーマ、「家族(Family)」についてのミニ知識です。 「家」は、ウ冠は屋根、下の文字は豚など動物の意味があり、「いえ」の読みからは、戸のあるところで寝ることだそうです。血縁も無縁のものも、ひとつ屋根の下で集うのが、家族だそうです。ラテン語での語源は、「火を囲む最小の集団」の意味があるそうです。英語の「Family」は、F・A・M・I・L・Yに「Father And Mather I Love You」と解されるとのこと、驚きました!「太古、昔話は火を囲んで語られました。さあ、今日は皆さんと『家族』になりましょう!」と、おはなしがスタートしました。

 プログラム1番は「ホットケーキ」、優しくて綺麗なお母さんと7人の子供達とたくさんの動物家族との楽しいお話。

 「ふたりになった孫」は、爺さまと婆さまと突如ふたりになった孫たちのほのぼの家族。

 「アポロンの天の車」は、偉大な父と息子とそれを見守る母親の家族の苦悩。

 「こねこのチョコレート」、姉弟、両親、祖母と黒猫親子の家族の心温まるおはなし。

 「雌牛のブーコラ」、おじいさんとおばあさん、いなくなった雌牛をを探しに行った役に立たない息子。雌牛「ブーコラ」は、見つかったのでしょうか?のんびりした家族のおはなし。

 「スーザンの部屋」、15人兄弟と、両親、隣の親切なおばさん、石炭屋さんまで登場する大家族の微笑しいおはなし。

 「3人ばか」、百姓夫婦と娘と婚約者の取り越し苦労と、どこか考えが足りない家族のおはなし。

 「家族」って、大きくて、深~い、温かいもの、永遠のテーマですね、思い新たに致しました。

☆プログラム☆

特集:家族

ホットケーキ -ノルウェーの昔話-                  

     「おはなしのそうろく18」 松岡享子訳 東京子ども図書館

ふたりになった孫 -日本の昔話-                

     「日本のおばけ話」 川崎大治作 赤羽末吉画 童心社(フォア文庫愛蔵版)

アポロンの天の車 -ギリシア神話-                   

     「ギリシア神話」 矢川澄子文 東逸子絵 講談社

こねこのチョコレート -創作-                    

     「おはなしのそうろく20」 B・K・ウィルソン作 小林いづみ訳 東京子ども図書館

               - 休憩 -

雌牛のブーコラ -アイルランドの昔話-                 

     「おはなしのそうろく24」 内藤直子訳 東京子ども図書館

スーザンのへや -創作-          

     「お話してよ、もうひとつ」(コルウェルさんのお話集) アイリーン・コルウェル選 

          ジョイス・L・ブリスリー著 よつだゆきえ訳 ゆぐちえみこ絵 新読書社

三人ばか -イギリスの昔話-  

     「おはなしのろうそく 4」 松岡享子訳 東京子ども図書館

次回は2016年12月16日(金)の予定です。

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