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中央図書館大人のためのおはなし会 第17回  2017年12月

 2017年12月15日(金)は、「世田谷区立中央図書館 大人のためのおはなし会」でした。晴天でしたが空気の冷たい中、7人の方がいらしてくださいました。  もうすぐクリスマスなので、マイヤース景子先生の「クリスマスツリーはどうしてモミの木になったのでしょう?」という問いかけから始まりました。最初ゲルマン民族は樫の木を神聖な木としていて、それに生贄を吊るしていたそうでした 8世紀に、キリスト教の伝道士が。それは残酷だと、樫の木を切り倒したら、そこからモミの木が生えてきたので、モミの木をクリスマスツリーにすることにしたそうです。

 最初にツリーに飾られたのは、リンゴです。言わずと知れたアダムとイヴの禁断の果実です。ツリーに飾られるオーナメントには意味があって、松ぼっくりは収穫を願うため、リボンには、人々を繋ぎ合わせるという意味があり、キャンディでできた杖は、羊飼いが羊を戻す時に使う杖で、迷える子羊を導くイエス様を表しているそうです。クリスマスのリースは、終わりのない永遠に続く神の愛を表しているそうです。日頃何気なく飾っているものをもう一度見直してみると、有難みが増してきますね。  今日の「おはなし」は、可愛らしいクリスマスツリーの「おはなし」から始まって、日本のおじいさんおばあさんの微笑ましい「おはなし」、フランスの、少し抜けてる狼と木こりの楽しい「おはなし」、グリムのこびとが靴を作る可愛らしい姿が目に浮かぶ「おはなし」、日本の貧乏神と無邪気な夫婦の奇想天外で面白い「おはなし」、そして最後はクリスマスの心に沁みる格調高い「おはなし」でしめくくられました。

☆ プロブラム ☆  

     テーマ:年の瀬&クリスマス

クリマスツリーのねがい -創作-                    

     「クリスマス物語」 キャサリン・S.・ベイカー作 中村妙子編訳 偕成社

さきざきさん -日本の昔話-                       

     「かもとりごんべい(ゆかいな昔話50選)」(岩波少年文庫)稲田和子編 岩波書店

ぶっかけろ、ジャネット! -フランスの昔話-

     「世界のむかし話 フランス・スイス」 

        八木田宜子訳 堀内誠一、ロジャー・デュボアザン絵 ほるぷ出版

                      -休憩-

こびととくつや -グリムの昔話-                    

     「子どもに語るグリムの昔話6」 佐々梨代子・野村泫(ひろし)訳 こぐま社

貧乏神と福の神 -日本の昔話-                      

     「読んであけたいおはなし 松谷みよ子の民話下」松谷みよ子著 筑摩書房

だれが鐘をならしたか -創作-                   

      「クリスマス物語集」 オールデン作 中村妙子編訳 偕成社

                                 次回は2018年2月16日(金)の予定です。

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