お蔵でのおはなし会 -こわ~いおはなし特集- 2014年
今日は、梅雨時期には珍しい快晴の真夏日で,暑い暑い日になりました。
「おはなしたまごの会」にとっては、 「お蔵でのおはなし会」は、2回目でした。
けれども、1回目の昨年は、前日の台風の大雨で、お蔵の前が水浸しになり、お蔵が使用不可に。
図書館と同じビル内の「深沢地区会館」に変更になりました。
そんな訳で、実際の「お蔵でのおはなし会」は、今年が初めてでした。
お蔵は、深沢図書館から徒歩5分の木立に囲まれた中村公園内にありました。
1階は、土間で道具置き場。頭をぶつけないようにと、急な板張りの階段を上って行くと、
着いた2階は、板張りで、隙間から1階からの明かりがもれる6畳くらいの部屋。
吹き抜けの天井の梁には、竹馬が沢山乗せてありました。
電気を消すと、まっ暗闇の世界です。
おはなしの数+もう1本のろうそくを灯すと、おはなし会の始まりです。
14時半からの会には、幼稚園生とママ、学校帰りのサッカー少年3人。
15時からの会には、何と1階の土間に23足の靴が並んだとか。(語り手と図書館スタッフを除いて)
1年生から6年生までの男の子たち、3人の女の子を児童館の先生が連れて来てくれました。
それに、幼児とご両親、図書館おはなし会の常連の男の子とママ。
定員20名だったので、超満員状態で、肩寄せ合って聞いてくれました。
おはなしの始まりは、元気な男の子たちが、少しざわめいていたけど、
そのうち、しーんと聞き入り、「ピエトリン」が鬼に呑みこまれると、息が止まったような。
おしまいの「鬼のお腹が破裂して~」に、「何で~?」の声が。答えは、ページの最後にあります! ↓
「見つかってしまった坊さん」 は、息を凝らして聞いていたけど、善天狗の助けと分かった時には、
ホッとした様子に。
「客がほしい」とつぶやいていた女を訪ねて来た「不思議なお客」。そのお客が、女に言ったこととは?
前列に座っていた男の子たち、びっくりしてのけぞってました!!!さすがに、泣きだした子はいなかったけど。
「くーらい、くーらい」は、お蔵ならでの真っ暗な空間で、想像力がアップしたことでしょう。
おはなしが終わる度に、ろうそく1本ずつ消されて、全部のおはなしが、終わった時に、
最後まで残ったろうそく1本を、7月生まれの子どもたちに、願い事をしながら吹き消してもらいました。
他の皆なも、願い事が叶いますように。
「おはなし会」の後に、お蔵の外に出ると、図書館スタッフが、スイカを用意してくれていました。
皆な、汁をたらしながら、かぶりついてました。スイカは、冷えていて甘くて美味しかったです。
それから、プレゼントのヨーヨーをもらって、笑顔で帰って行きました。
☆プログラム☆
はらぺこピエトリン -イタリアの昔話-
「子どもに語るイタリアの昔話」 剣持浩子訳・再話 こぐま社
見つかってしまった坊さん -仏教説話-
「せなかもぞくぞくこわいはなし」福井栄一文 子どもの未来社
ふしぎなお客 -イギリスの昔話-
「イギリスとアイルランドの昔話」 石井桃子編、訳 福音館書店
くらーいくらいおはなし -創作-
絵本 ルース・ブラウン作・絵 深町真理子訳 佑学社
答 : 鬼のお腹にガスが溜まったため。(ホントかな~?)