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深沢図書館おはなし会 2014年10月

 今日も雨の日になりました。 「おはなし会」に来てくれるかしら? 少々、心配な気分でした。

 おまけに、同じピル内の児童館と近隣の商店街と老人会共催の「ハロウィンパーティ」が、ホールで盛大に開かれていました。参加者全員、大人も子どもも、ハロウィンの衣装を着て、お菓子のお土産付きです。 皆な、そっちに参加しちゃうかな?

 始まりの時間、そんな心配は吹っ飛びました。集まりましたよ。幼稚園児の男の子たちと小学生の女の子たち。それに、兄妹の常連親子は、どうしても来たいって、ママにお願いして来てくれたとのこと。

 今日のテーマは、「鳥」。

手遊び 「たまごをぽ~ん」に始まって、歌&手袋人形 「ことりん」まで、「鳥」が出てくる、絵本と「おはなし」でした。

 絵本 「からすのせっけん」 は、からすが見つけたせっけんを、森の動物たちが、池で、「じゃぶ じゃぶ ぷるる ぷわららら」と洗ったらなくなちゃったけど、みんなきれいになって、良かったね。

皆な、ニコニコしながら絵本をみつめてました。

 おはなし 「とりのみじい」 は、良い声で歌う小鳥を飲み込んでしまったじいさまの「おはなし」。

小鳥が、飲み込まれた時には、皆なの息をのむ音が聞こえるような~。そして、お腹の中から、綺麗な小鳥の声が聞こえると~、安堵の表情に。集中して聞いていました。

でも、じいさまが、お殿様からどっさりご褒美をもらいました~の結末に、「小鳥はどうしたの?」って男の子。 「どうしたのかしらねぇ? 『不思議なおはなし』ね」。 語り手としては、きっと、ずっと歌ってくれてると思うのです。

 おはなし&手袋人形 「カラスの親子」 は、右手に「母さんガラス」、左手に5羽の子ガラス登場。

夕方、母さんガラスが帰って来て、夕ご飯を子ガラスに食べさせて、「さあ、寝ましょ~」。

皆な、寝たかと思ったら、「おはなし聞かなきゃ、寝られな~い」 「お歌、歌ってくれなきゃ、寝られな~い」、「頭なでなでしてくれなきゃ、寝られな~い」となかなか寝ない子ガラスたち。

その度に、母さんガラスは、子ガラスたちの世話をして、最後は、「寝なさ~い!」の一声で、子ガラスたち、寝ることが出来ました。

 その後、皆なにも子ガラスなってもらいました。小ガラスは、牛乳パックで作ったもので、くちばしを親指と他の指ではさむと、パクパク動かせるようになっています。パクパクさせながら、「寝られな~い」を、連呼しました。ママと子どもたちの日常みたいで楽しいことでした。

 身近な「鳥」のテーマだったからでしょうか? 皆なの心が一つになった楽しい「おはなし会」になりました。一人一人の表情が生き生きとして、最後には、皆なが子ガラスになってパクパクして、それは楽しそうでした。

☆プログラム☆

 ♪ 手遊び 「たまごをぽ~ん」                                    

 おはなし 「とりのみじい」                                   

     「とんとんむかし 1」 小松崎進著 鳩の森書房

 絵本 「からすのせっけん」                                    

     同名絵本 村山桂子作 山脇百合子絵 「こどものとも」1984年4月号 福音館書店

 おはなし&手袋人形 「カラスの親子」                             

     「続おはなしおばさんの小道具」(シリーズつくってあそんで10) 藤田浩子編著 一声社

 ♪歌&手袋人形 「ことりん」 

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