中央図書館大人のためのおはなし会 第43回2022年8月 10周年記念おはなし会
2022年8月19日(金)は、世田谷区立中央図書館大人のためのおはなし会第43回でした。
当日は、連日の酷暑が少し影を潜め、涼やかな風が吹く薄曇りの日になりました。
「おはなしたまごの会」は、発足10周年を迎えたのを記念して、今回は、「10周年記念おはなし会」とさせていただきました。
私たち「おはなしたまごの会」は、2012年9月に、世田谷区二子玉川の「玉川ボランティアビューロー」で誕生しました。同年4月から7月まで「ストーリテリング講座」(全4回)が開催され、その受講生たちが、そのまま学習を続けて「おはなし会」活動をしたいと発足しました。来月9月には11年目になります。
今回は、10年間の学習と活動の成果を、今まで私たちの「おはなし」をお聞きいただいて、協力と応援してくださった方たちにお礼と感謝の気持ちを「おはなし」でお返ししたいと開催いたしました。
コロナ禍第7波の感染者増大の中、開催が危ぶまれましたが、細心の注意を払い、開催を決定しました。
コロナ禍と残暑の中、40名近い方々にお集まりいただきました。世田谷区は元より都内からの方々、青梅、横浜、藤沢、大船の遠くからもお運びいただきました。
闘病中やご家庭の都合やお引越しで、語れなかった会員もいましたが、11名の会員たちが11の「おはなし」を語りました。
中央図書館の大きな会議場「ぎんが」での「10周年記念おはなし会」は、沢山の聞き手に恵まれました。それぞれの「おはなし」に熱心に耳を傾けてくださり、その熱いまなざしは語り手に伝わり、大きな語る力になりました。会員一同、「聞き手あっての語り手」を実感したことでした。
15周年、20周年先まで、ここまでの活動が出来たことを感謝して精進していきたいと、会員一同願っています。
感謝の気持ちを、会員で折り紙で作った「10周年記念ケーキ」((イチゴのショートケーキ)に込めて、記念プレゼントにいたしました。色とりどりの卵の絵の「栞」も添えました。お帰りにお持ち帰りいただきました。
☆プログラム☆
みそ買い橋 -日本の昔話-
「子どもに語る日本の昔話1」 稲田和子・筒井悦子著
こぐま社
嫁選び -グリムの昔話-
「グリム童話全集」橋本孝訳 天沼春樹訳
シャルロット・デマトーン絵 西村書店
ずいとんさん -日本の昔話-
同名絵本 日野十成再話 斎藤隆夫絵 福音館書店
まぬけなトッケビ -韓国の昔話-
「おはなしのろうそく30」
朴鍾振訳 東京子ども図書館編・発行
サギ草 -世田谷の伝説-
「東京都の民話(県別ふるさとの民話18)」
岩崎京子再話 日本児童文学者協会編 偕成社
ものいうたまご -アメリカの昔話-
「アメリカのむかし話」 渡辺茂男訳 偕成社
ー 休憩 ー
てきぱきシアンシアンのむこえらび -中国の昔話-
「子どもに語る中国の昔話」
松瀬七織訳 湯沢朱実再話 こぐま社
頭に柿の木 -日本の昔話-
「頭に柿の木:語りをつくる人のための昔話」
大島広志編著 語り手たちの会
お月さまの話 -創作-
「おはなしのろうそく25」 ニクレビチョバ作
内田莉莎子訳 東京子ども図書 館編・発行
おいとちゃん -創作-
「角野栄子の毎日いろいろ」 角野栄子著 KADOKAWA
ふしぎなオルガン ー創作ー
「ふしぎなオルガン」(岩波少年文庫)
レアンダー作 国松孝二訳 岩波書店
次回は、2022年10月21日(金)の予定です。
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