大人のためのおはなし会 第47回 2025年3月
2025年3月21日(金)は、玉川ボランティアビューローでの「大人のためのおはなし会」でした。
寒波襲来の日々が去り、当日はすっかり春の陽気になりました。8名の方の参加があり、6つのおはなしを聞いていただきました。
私たちの会では図書館おはなし会も受け持っています。そこでは子どものために絵本やおはなしを選んでいますが、保護者の方々の心に響く絵本もあることを、先日の会で取り上げた絵本『わかってるって』(しもかわらゆみ さく イマジネイション・プラス)を例にお話ししました。
「ガチョウおくさんのおふろ」:動物村に住んでいるガチョウおくさんは、少しそそっかしくて、少し頑固で、少しおかしなところがあります。そんなガチョウおくさんが、お風呂に入るときの失敗談です。
「竜宮ねずみ」:あれっ、浦島太郎の話?と思った語り始めでした。亀を助けた薬売りは、乙姫さまから、一度食べたら一生お腹がすかないお膳でもなく、一年お腹がすかないお膳でもなく、ネズミをもらって帰ります。それは1日に米を一粒ずつ食べさせると小判を1枚出すネズミでした。欲を出した女房が一升桝でコメを食べさせてしまいます、その結果は?思いがけない結末に皆さんの笑いを誘いました。
「梅の木村のおならじいさん」:天下一品のおならを落とすお爺さんが、おばあさんと仲良く山の仕事で暮らしを立てていました。仕掛けた罠にかかった奇妙な生き物ズーイグルッペを助けたことから、願い事を叶えてもらえることになります。おじいさんが殿様の道案内をしなければならない窮地に、いたずら者のズーイグルッペは、季節は秋、梅の木もないのに、おじいさんのおならの音を鶯の鳴き声に、匂いを梅の香りにします。その顛末を聞いた殿様は、辺り一帯に梅の木を植えさせましたので、この村は「梅の木村」と呼ばれるようになりました。子どもだけでなく、大人もこういうお話は大好きですね、大いに笑顔が引き出されました。
「りゅうとかめ」:沢山ある亀の甲羅のなぜなぜ話です。亀が、天に昇る龍のしっぽに食いついて天を見に行きますが、やっぱり口を開いてしまい、元の沼に落ちてしまいました。語り方も相まって、壮大なイメージのおはなしでした。
「魔法の馬」:父親の遺言に従った末息子のイワンは、魔法の馬を手に入れ、うるわし美し姫の婿選びに参加して成功します。墓から出て来た父親の唱え言葉が印象的で、魔法の馬を呼び出したり、馬の右耳から入って左耳から出るとりっぱな若者になったり、不思議な魔法昔話を楽しみました
「聞き耳ずきん」:貧乏なじいさまが、白いひげの神さまから“聞き耳ずきん”を授けられます。これを被ると鳥や木の会話を聞き取ることができました。東の庄屋のお嬢さん、西の庄屋の旦那さまの病気の原因を知り治してあげます。両方の庄屋からもらったお金でおじいさんは安楽に暮らしました。心が和む日本の昔話でした。
☆プログラム☆
竜宮ねずみ -日本の昔話-
「桃太郎(語りつぎたい日本の昔話3)」
小澤俊夫監修 小澤昔ばなし大学再話研究会再話 小峰書店
ガチョウおくさんのおふろ -創作
「おはなしのろうそく15」」
M.C.ポッター作 竹中淑子訳 東京子ども図書館編、発行
梅の木村のおならじいさん -創作-
「くしゃみくしゃみ天のめぐみ」 松岡享子作 寺島龍一画 福音館書店
りゅうとかめ -日本の昔話-
「ママお話きかせて-松谷みよ子かたりの昔話 やさしい心を育てるお話編」
千世繭子文 池田げんえい絵 小学館
魔法の馬 -ロシアの昔話-
「ロシアの昔話」 内田莉莎子訳 福音館書店
聞き耳ずきん -日本の昔話-
「子どもに語る日本の昔話2」稲田和子・筒井悦子著 こぐま社
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